栃木県佐野市のパーソナルトレーニング施設K-Conditioning & Performanceです。
本日は、SOAPの中で行なっている動作のチェックについてご説明いたします。
なぜ動作をチェックするのか
前回の記事でお話させていただきました、【SOAP】の中でも、今回はObjective：客観的データ、測定について詳しくお話させていただきます。
【SOAP】の記事はこちらから
ここで質問です！
「これから測定をします！」とトレーナーから言われたら、あなたはどんなことをイメージしますか？
これらは確かに正解です！
トレーニングをするうえで現状を把握しておく必要は十分にあります。
もちろん私たちがジムで行う測定の中にも、このような要素は含まれています。
私たちが行う測定はこうした測定と一味違う部分があります。
私たちは【FMS】というツールを使って、“動作”を測定します！
「“動作”を測定します！」って言われても、動作なんてどうやって測定するの？
どんな動作？走ったり、飛んだり、たくさん動き回るの？
と思われたかもしれません。
【FMS】では走ったり、飛んだり、動き回るようなことはしません。
では、一体私たちがどうして動作を測定するのか。どのような動作を測定するのか、お話させていただきます。
「動作を測定する？」
先ほどのイメージ図の中にありました“筋力”を例に考えてみましょう。
筋力の代表的な測定方法は以下があげられます。
一度はやったことがある、または聞いたことがあるのでは？
これらの測定で確かに筋力を測ることができます。
しかし、この測定でわかることは「測定で行っている動作自体の筋力の値」です。
ベンチプレスでの測定であれば、「ベンチプレスをしている時の筋力」
でも、日常生活やスポーツの中で、ベンチプレスと同じようなシチュエーションはありますか？ほんの少し似たような動作はあるかもしれませんが、あまり浮かんでこないですよね？
つまり、測定で得た値は一つの筋力の目安とはなりますが、日常生活やスポーツ動作に繋がりにくいということです。
私たちが知りたいことは、お客様が普段の生活の中でどんな身体の動かし方をしているのか、どんな癖があるのか。「こんな動きが上手くできない。なぜだろう、、、原因はここの柔軟性？ここの筋力？」
このような細かい原因追求の中で初めて柔軟性や筋力、体力という細かい測定が必要となってくるのです。
例えば、、、
Aさんの趣味はゴルフで、スイングすると腰が痛くなってしまうという問題を抱えています。
柔軟性や筋力の測定のみを行った場合、Aさんの問題点は①腰や背中の筋肉が硬い、②腹筋
の筋力が弱い の2点から腰が反りやすくなっていると考えられます。
一方で、動作を測定した場合、さまざまな動きの中で骨盤が上手く動かせないという問題点を発見しました。
深く調べていくと骨盤まわりの筋の柔軟性不足や筋力不足がみられたため、ゴルフのスイングの際に骨盤の動きが上手くできないことから腰が反りやすくなっていると考えられます。
つまり、Aさんは
①腰や背中の筋肉が硬い
②腹筋の筋力が弱い
の2点を改善したとしても、骨盤の動かし方が上手くできないと、また腰が痛くなってしまう可能性が高いということです。
このように、基本的な動作をみることで、一人ひとりの動きのクセや特徴、もっと複雑な動きのエラーを見つけることができるのです。
常に全身運動！
立ち上がる、座る、歩く、物を持つ、階段を上る、走る、飛び跳ねる、、、
私たち人間は、常に全身を使って動作をしています。どこかがかけてしまっては、動作自体が全くできなくなることもありますし、他で上手く補って動くことができることもあります。そのエラーを修正しないまま、さまざまなトレーニングを行うということは、トレーニングの効率性を下げ、怪我のリスクにもつながります。
弊社はそのエラーを修正するところから行い、より効率よくトレーニングしていただくために「動作を測定」しています。
「いきなり重りを持って筋力測定！？いきなり走って体力測定！？」
と不安に思われていた方。
ご安心ください。
私たちが行う動作測定は、基本的な姿勢や身体の動きです。お客様の中には少し辛そうな方もいらっしゃいますが(笑) 基本的な姿勢や動作は、日常生活や運動の土台となるものです。
日頃から運動・スポーツをする人はもちろんですが、普段運動をされない方も日常生活の中にはさまざまな“動作”が隠れています。
「この身体で何年も生きてきたのに、自分がまさかこんな動きをしていたなんて！」
きっと新たな発見の場となることでしょう。
ご自身の身体を見つめ直し、目標を達成するために！
ぜひ一度お受けください！
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